スポーツ多種目経験の必要性
「バスケットボールをしたいけど中学校の部活動にない、高校でも活躍したい、もっと上手になりたい」。そんな要望に応えて今春、地域スポーツクラブとして兵庫県北播地区に初の「ジュニアバスケットボールクラブ(U-15)が誕生した。
その指導者がわたしたち主宰のNPOスポーツアカデミーShine(シャイン・輝くの意)の理事となって活動を展開することになった。地域に欧米型のスポーツクラブを!と、関係者の熱い思いを乗せて。
そんなわけで最近は少年・少女のバスケットボールに触れる機会が増えた。機敏なボールコントロール。ちいさな体でこなすワンハンド・シュート。ゆったりとした半パンにカラフルなバッシュ。野球の世界しか知らなかったわたしにはすべてが新鮮だ。
①サッカー ②野球 ③バスケ 日本における子どものスポーツ人口だそうだ。ボーイズ、シニア、ヤング、ポニーなど中学生硬式野球リーグの各チームは新入団選手の確保に苦労をしているらしい。少子化に加えスポーツへの価値観の多様化など、今後はさらに変化が起きる可能性がある。
ときを同じくして女子プロゴルフのトーナメントを観戦する機会を得た。4月9日のスタジオアリス・トーナメント最終日(花屋敷CC)。そこで見た選手たちの華やかなプレースタイルや多くのギャラリー(家族連れや老夫婦の姿が目立った)。クラブハウスで交わされるスポーツビジネスの会話。ここにもスポーツの多様な価値を認識させる世界があった。
バスケや女子プロゴルフ。他種目スポーツとの邂逅は指導者や保護者に奥行きのあるスポーツ観をもたらす。あらためて日本のスポーツ界に欠けている「多種目スポーツ経験」の重要性を感じる昨今である。
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