今里資料が関西ラジオHPに登場
またシーズン・オフがやってきたようだ。新型コロナ禍で社会全体が自粛していたときは「なが~い オフ」だと感じた。5月28日以後は、メンバーの野球への意欲が一気に爆発したかのような質の高い練習が続き、マウンドで100球を超える投球も可能となっていたのに、梅雨の影響でまた一から体を作り直す必要に迫られている。
この間仕事では、一度退くと決めた障害者事業所の代表に再び戻った。一度他人の手に渡った書類を再度並び替え、ネットバンキングの不具合で兵庫県信用組合へ何度も足を運んだり。税理士事務所で先生と打ち合わせがあり、同事務所の社労士先生とも職員給料の相談などを継続した。7日には給料振り込み、利用者さんの工賃支払いと激務が続いたが、神経は穏やかになった。
この1年、人を育て、事業所が大切にすべき理念を後進に伝えていく困難さを知った。要は人は「育てる」のではなく「生まれる」ものなのだということだ。素質のある、ハートのある人材を発掘して「育てる」こと。また課題に向き合う日々が始まった。そんな多忙な日々の中でもうれしい出来事があった。わたしとS君が取り組む「今里純資料」(日米両球界の貴重な品々)が新たな形で脚光を浴び始めたのだ。
関西ラジオの嘱託職員であるYさん(元神戸新聞北播総局長)の手による良質な記事がホームページに掲載されたのだ。7月8日に「ラジトピ」欄で若き日の今里先生の笑顔が躍った。ワールド・シリーズで三度の優勝歴を誇る名将、スパーキー・アンダーソン監督(当時、シンシナティ・レッズ)と肩を組む今里さん。さらには、1970年代~90年代のスリー・ディケイド(70年代、80年代、90年代)にわたって首位打者を獲得したカンザスシティ・ロイヤルズの至宝、ジョージ・ブレッドと肩を並べる写真など、資料整理に汗を流すわたしたちには胸が熱くなる記事だった。
目録が完成し、ラジオ関西に記事が登場したことで、さらにうれしいことが起きた。今里先生の資料やコレクションの存在が「MLBジャパン」の代表の方に届いたのだ。聞くところによれば、9月に大阪で開催されるMLBのイベントで「今里資料を使いましょう」と前向きな返答があったということだ。資料が大リーグ関係者の目に留まればまた新たな展開がスタートすることになる。やがてクラウド・ファウンディングを目指す取り組みも始まるだろう。勇気がわくMLBとの折衝である。
強雨による被害が大きい。九州を中心とする被災者の方々に気を向けながら、ポジティブな取り組みを視野に入れていたら卒業生とのゴルフで面白い話が出てきた。昨日は加西市の青野運動公苑アオノゴルフコースでまる1年ぶりのラウンド。スコアの良いかつての卒業生I君と、とびっきり下手な元教師が雨の中美しく映える芝を愛でながらゴルフを楽しんだのだった。
19番ホールの居酒屋で、「来春、野球部OBで現役中学生と試合をやろう」ということに。さっそく三木市内の中学校校長に電話。彼はI君の一つ後輩になる。校長先生もかつての悪ガキ先輩には丁寧に応対せざるを得ないか。小さな学校が大規模校に勝利する醍醐味をかみしめたその昔、わたしは二十歳代の青年教師だった。これも野球が紡ぐ物語。
日曜日の今日はS議員とふたり、今里資料の写真撮影に汗を流した。連綿と続く整理事業にしんどいときもあったが、どうやら今からは広い世界へ飛び出しそうで、MLBも同窓会野球も、何やら胸がわくわくするではないか。自分の人生は野球と縁が深くなっていると感じる昨今、還暦・古希野球の練習再開が望まれる。雨よ、止んでくれ!
(写真はラジオ関西ホームページから借用)
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